FreeBSDやLinux、UNIXでDynamicDNSの更新を行うための設定例
fetchmailを利用することで、FreeBSD、Linux等からDynamicDNSの更新を行うことができます。以下に設定例を示します。
FreeBSDではpackage/portsが、RedHatではRPMが用意されています。セキュリティホールを持つバージョンが確認されていますので、最新版をご利用ください。
a) FreeBSDでのpackageからのインストール例
# pkg_add fetchmail-6.2.0.tgz
b) RedHatでのRPMのインストール例
# rpm -i fetchmail-5.9.0-21.7.3.i386.rpm
※ package/RPMは依存関係で他のプログラムのインストールを要求される場合があります。
※ インストールに関する詳細は各OS等の参考書籍をご参照ください。
fetchmailの設定ファイルを /usr/local/etc/fetchmail.rc として以下の内容を記述します。
set daemon 180 ← POPアクセスの間隔を秒で指定 set logfile /var/log/ddns-client.log …. ログをファイルに書き出す場合 # set syslog … ログをsyslogに送る場合 (#をはずしてください) poll ddns.inetd.co.jp: protocol APOP user DDNSユーザ名 …. 指定されたユーザ名を記述する password “パスワード” …. パスワードは” ” でくくる fetchall; |
※ ログファイルはそのままにしておくとだんだん大きくなるため、newsyslog(FreeBSD)やlogrotated(RedHat)等を利用してローテーションするようにしましょう。
/usr/local/bin/fetchmail -f /usr/local/etc/fetchmail.rc
※ パス名は適宜置き換えて下さい。
実行後にログファイルを確認して、認証エラー等エラーが発生していないか確認してください。
・Redhat系
/etc/rc.d/rc.localの末尾に3の実行例の行を追加してください。
・FreeBSD系
/etc/rc.local を作成して、3の実行例を記述してください。